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日本政府とアメリカ合衆国政府が出資比率上位国であるアジア開発銀行(ADB)は、ベトナムのニントゥアン省における88メガワット(MW)の風力発電所の操業を支援するため、BIM Wind(BIM Wind Power Joint Stock Company)と、1億700万ドルの融資プロジェクトに調印した。
ベトナム政府では、電力需要が年間9%程度増加すると予測しており、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ経済成長の回復に合わせ、今後も旺盛な電力需要が見込まれている。また、温室効果ガス削減を目標に掲げ、再生可能エネルギーの導入を促進しており、国内の山岳部や海岸線に賦存する豊富な風力を活用し、2030年までに2030年の発電容量の約5%にあたる6,000MWを風力発電によって賄う方針を掲げていた。
そのため、アジア開発銀行は、ベトナムの風力発電所の操業を支援するため、1億700万ドルの融資プロジェクトに調印した。このプログラムは、ADBが主幹事を務め、ADBの普通資本から2500万ドル、日本の国際協力機構(JICA)から2500万ドル、香港モーゲージから1300万ドル、株式会社三井住友銀行から1700万ドル、ING銀行から1800万ドル、キャセイユナイテッドバンクから900万ドルを調達し、シンジケートされている。
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