中国政府は、中国の秦剛国務委員兼外交部長(外務大臣)がASEANのカオ・キムホン事務総長と中国の北京で3月27日に会談したことを発表した。
会談で秦剛外相は、今年は習近平主席がより緊密な中国・ASEAN運命共同体の構築を提唱してから10周年、中国が東南アジア友好協力条約に加盟してから20周年に当たるものとなり、中国とASEANは大きな隣人と小さな隣人の平和共存の道を歩み、中国はASEANと協力して国連憲章の原則と東南アジア友好協力条約の精神を継承し、中国は東南アジア非核兵器地帯条約(SEANWFZ)の議定書に率先して署名し、ASEANとともに地域の安全と安定を守るための連帯とウィンウィンの協力を提唱することを厭わないとの旨を述べた。
また、中国はASEAN10カ国が「グローバル発展イニシアティブ」の友好国グループに参加したことを評価し、「一帯一路」イニシアティブと「ASEANインド太平洋ビジョン」優先分野の互恵協力を推進することを望んでおり、双方が地域包括的経済連携協定(RCEPA)を活用し、中国・ASEAN FTA3.0交渉が一日も早くマイルストーンを達成するよう推進し、中国はASEANと協力して「グローバル文明イニシアティブ(世界文明構想)」を実施し、人文交流を緊密にすることで、双方の互恵協力に無尽蔵の原動力を提供することを望んでいるとの旨を述べた。
カオ・キムホン事務総長からは、中国はASEANの良きパートナーであり、ASEANは中国との各分野における協力を強化し、FTA交渉を加速し、中国の東南アジア友好協力条約加盟20周年とASEAN-中国博覧会20周年を組織し、南中国海の行動規範交渉を強化し、地域の安全・安定維持と共通の繁栄のために手を携えていくことを望んでおり、中国によるASEANセンターへの支援と、地域の安全・安定と共栄を促進するための努力に感謝し、ASEANは、中国がASEANの中心性を支持し、中国の「グローバル文明イニシアティブ(世界文明構想)」を支持し、関連するイニシアティブの実施において中国と協力することを望んでいる旨を述べた。
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