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日本の政策金融機関である株式会社国際協力銀行（JBIC）は、三井物産株式会社のヘルスケア分野における海外事業展開を支援するため、シンガポールで医薬品及び医療機器の販売・マーケティング事業を手掛けるWellestaの株式などを取得する株主間契約を締結したことを発表した。

Wellestaは、2019年に設立されたスタートアップ企業であり、主にアジアにおいて医薬品及び医療機器の販売・マーケティング事業を行っている。三井物産では、筆頭株主として出資参画するアジア最大級の民間病院グループであるIHH Healthcare Berhadを中核としてアジアにおけるヘルスケア事業に取り組んでおり、Wellestaへの出資等を通じて医薬品及び医療機器へのアクセスルートを確保し、同社のヘルスケアビジネスのバリューチェーンを強化することを企図していた。

そのため、JBICは、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するため、三井物産の海外事業展開や社会課題解決を支援するために、Wellestaへの出資を支援することを決定した。JBICは、三井物産株式会社と共同で、Wellestaの株式及びコンバーティブル・ボンド（転換社債型新株予約権付社債）（最大約20百万シンガポールドル（JBIC分））を三井物産が設立した特別目的会社経由で取得するための株主間契約を締結した。