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日本政府は、カンボジア王国に対して、国道改修による地域の連結性向上への貢献と若手行政官等を対象とした日本への留学支援を実施する。
国道改修に関する支援は、『国道五号線改修計画(プレッククダム-スレアマアム間)(第四期)』として、供与限度額が72億500万円の円借款にて実施される。この支援では、首都プノンペンとタイ国境を結ぶカンボジアの基幹道路である国道五号線のプレッククダム-スレアマアム間において、既存道路の改修及び拡幅並びにバイパスの整備等を行うことにより、対象地域における輸送能力の増強及び輸送効率の改善を図り、もってカンボジアの経済発展の促進に寄与するものとなる。なお、この支援は2014年に第一期、その後2016年に第二期、2020年に第三期の署名を行っているが、今般急激な為替変動等により総事業費が増加したことを受け、追加的な円借款で対応するものとなる。金利は、TORF+0.4%(下限金利は0.1%。またコンサルタント部分は年0.01%)となり、償還期間は30年(10年の据置期間を含む。)、調達条件はアンタイドとなる。
若手行政官等を対象とした日本への留学支援は、『人材育成奨学計画』として、供与限度額が3億6,600万円の無償資金協力により実施される。この支援では、カンボジアの若手行政官等が日本の大学院において学位(修士・博士)を取得することを支援するものとなる。この支援により、最大26名のカンボジアの若手行政官が日本の大学に留学でき、将来のカンボジアの開発課題の解決に貢献し、我が国とカンボジアの友好関係の更なる強化にも寄与することが期待される。
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