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岸田文雄内閣総理大臣とラオス人民民主共和国のトンルン・シースリット国家主席は、日・ラオス首脳会談を5月25日に実施した。

会談では、岸田総理大臣からは、戦略的パートナーとして、国の発展の基礎となる人材育成や財政安定化等の協力を通じラオスの経済社会開発を引き続き支援し、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)構想下での連携強化及びデジタル技術の活用といった新しい課題においても連携していきたい旨が述べられた。トンルン国家主席からは、ラオス政府が重視する各種分野への日本の支援の継続に対する謝意を表しつつ、新しい課題も含め、ラオスにとって重要なパートナーである日本と、引き続き連携を強化していきたい旨が述べられた。両首脳は、来年のラオスのASEAN議長国就任及び2025年の日・ラオス外交関係樹立70周年を念頭に、両国の戦略的パートナーシップ関係を更に発展させていき、12月の日・ASEAN特別首脳会議に向けて、引き続き連携していくことで一致した。

なお、同日に日・ラオス外相会談も開催されており、林芳正外務大臣とサルムサイ・コンマシット副首相兼外務大臣は、南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、ミャンマー情勢において、連携していくことを確認した。

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