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中国外務省は、中国人研究員が日本の先端技術を情報漏洩するとともに中国企業が特許取得した事件に対して、中国側は日本側に深刻な懸念を表明するとともに、日本側に中国国民の正当な権利と利益を真剣に守るよう要請し、日本側が中国国民の正当な権利と利益を守ることを期待しているとの旨の見解を示した。
日本国内では、国立研究開発法人「産業技術総合研究所」で主任研究員を務める中国籍の者が、日本の先端技術を情報漏洩したとして、不正競争防止法違反で逮捕されていた。また、この者が漏洩したとされる技術情報は、中国企業が特許出願し、取得していたことが判明していた。
中国外務省で6月19日に実施された定例記者会見の際に、報道官は記者からの質問に答えるかたちで、『中国側は、この件について非常に懸念しています。私たちは、外交ルートを通じて、日本側に深刻な懸念を表明しています。日本側に対して、中国国民の正当な権利と利益を真剣に保護するよう要請するとともに、日本は中国国民の正当な権利と利益を守ることを期待しています。また、法の支配・市場経済・公正な競争原理を真摯に尊重し、中国と日本の間における科学技術交流と協力は、良好な環境を作り出します』との旨の見解も示した。
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