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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、フィリピン共和国政府に対して、「マニラ大首都圏鉄道開発マスタープラン」を策定する支援を実施することを発表した。

JICAの見解によると、フィリピンでは、2014年にJICAの協力によって首都マニラとその周辺4州からなるメガマニラを対象とした運輸交通ロードマップが策定され、マニラ首都圏地下鉄、南北通勤線などが円借款を通じて建設されている。しかし、今後はより広域での人口と移動需要の増加が見込まれ、より多くの周辺州も含めたマニラ大首都圏に対する鉄道マスタープランが求められているとしている。

そのため、JICAは技術協力プロジェクト『マニラ大首都圏鉄道開発マスタープラン策定プロジェクト』として、マニラ大首都圏の次世代鉄道マスタープランを策定する支援を実施することを決定した。この支援では、フィリピン運輸省に専門家チームを派遣し、2055年を見据えた長期的な「マニラ大首都圏鉄道開発マスタープラン」を策定するものとなる。

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