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日本政府は、フィリピン共和国に対して、災害復旧支援を行うために300億円の円借款と、沿岸警備隊の能力向上を図ることに11億円の無償資金協力を実施する。
『災害復旧スタンド・バイ借款(フェーズ3)』は、300億円を限度とする災害復旧支援のための円借款として実施される。金利は、年0.01%となる。償還期間は、40年(10年の据置期間を含む)となる。調達条件は、アンタイドとなる。この支援では、災害リスク低減・管理に係るフィリピン政府の政策を支援するため、災害発生後の復旧時に増大する資金ニーズに備えるため、災害宣言の発出等をもって同国政府が災害復旧費用の貸付けを請求できることをあらかじめ合意することにより、同国の迅速な復旧を支援するものとなる。
『衛星通信システム関連機材の供与』は、11億円を限度とする無償資金協力により実施される。この支援では、衛星通信システム関連機材を供与することにより、同国沿岸警備隊の海洋状況把握(MDA)能力及び海上法執行能力の向上を図り、フィリピンの経済社会開発やスールー・セレベス海とその周辺地域における協力強化を図る。
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