X
このページの所要時間: 12

日本政府は、岸田総理がアルゼンチン共和国のサンティアゴ・カフィエロ外務・通商・宗務大臣による表敬を受けるとともに、アルゼンチンに対して債務救済措置(債務繰延方式)を実施することを発表した。

総理大臣官邸で表敬訪問を受けた岸田首相は、アルゼンチンの外務・通商・宗務大臣と会談を実施した。岸田首相は、東京電力の処理水放出に関して日本の立場を説明した。アルゼンチン外相は、日本の対応に支持を表明した。両者は、鉱山資源などに関して、両国の関係を強化することなどで意見交換した。

なお、日本の外務省は、アルゼンチンに対して債務救済措置(債務繰延方式)を実施することを発表した。この発表によると、国際協力機構(JICA)に対するアルゼンチン政府の全ての債務(延滞債務)及び国際協力銀行(JBIC)に対する同政府の債務の一部(延滞債務)、並びに我が国政府が保険を引き受けたアルゼンチン政府の商業上の債務の一部(延滞債務)が繰延べされる。繰延べされる延滞債務の総額は、約563億円及び約329万米ドルとなる。なお、今回の債務救済措置(債務繰延方式)は、令和4年10月に主要債権国会合であるパリクラブにおいて到達した結論に基づくものとなる。

View Comments