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中国外務省の報道官は、アステラス製薬の幹部が中国でスパイ容疑により逮捕されたことに対して、中国は法治国家であると強調するとともに、日本側は自国民がスパイ行為をしないように呼び掛ける必要があるとの見解を示した。
中国外務省で21日に実施された定例記者会見の際に、ロイターの記者から「スパイ容疑で拘束された日本人ビジネスマンを正式に逮捕するかどうか、中国が決定する見通しだと報じられました。これはアステラス製薬の幹部です。事実でしょうか?」との旨の質問が行われた。
この質問に対して、報道官は「この日本人はスパイ活動に従事し、『中華人民共和国刑法』、『中華人民共和国スパイ取締法』に違反した疑いがあるために、中国の関係部門が法に基づき刑事措置を行いました。中国では、法律の規定に従って、関係者の合法的な権益を保護します。また、関連する国際条約および中日領事協定に基づき、中国側は日本側の職員がこの日本人と領事面会できるよう便宜を図っています。中国は法治国家であることを強調しておきます。中国に居住し旅行するすべての外国人は、中国の法律を遵守しなければなりません。法律に違反した者は、法的責任を問われることとなります。近年では、日本人を巻き込んだ同様の事件が起きており、日本側は自国民がそのような行為をしないよう、もっと呼びかける必要があります」との旨を答えた。
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