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中国政府は、日本政府がALPS処理水を海洋放出することにともない、日本産の水産物の輸入禁止を実施しているが、日本は日本以上にトリチウムを海洋放出している中国から水産物を輸入してしまっていることが明らかになった。

日本政府によると、日本の福島第一原発における放出予定量は約22兆Bqを下回る予定となっているが、中国の紅沿河原発での排出量は約90兆Bq(液体)(2021年)、秦山原発の排出量は約218兆Bq(液体)(2021年)、寧徳原発の排出量は約102兆Bq(液体)(2021年)、 陽江原発の排出量は約112兆Bq(液体)(2021年)となっている。

この状況にも関わらず、中国政府では自国民の安全・安心を守ることなどを理由として日本産の水産物の輸入禁止を実施しているが、日本においては日本以上にALPS処理水を海洋放出している中国から多大な水産物の輸入を長年にわたって実施していたことが明らかになった。

日本の農林水産省の農林水産物の主な輸入先国・地域(2022年・金額ベース)によると、水産物の輸入で多いのは中国の3,641億円(17.6%)、チリの1,970億円(9.5%)、米国の1,716億円(8.3%)、ロシアの1,561億円(7.5%)、ベトナムの1,528億円(7.4%)となる。

主な輸入品目の国・地域別割合(2022、金額ベース)によると、「かつお・まぐろ類」の輸入額は2,317億円となり、台湾21.5%、中国12.8%となっていた。「冷凍野菜」の輸入額は2,823億円となり、中国が1位の46.9%となっていた。

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