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以前の記事(アジア拠点のハブのシンガポールへDHLが90百万ユーロ以上の投資)においても報じているが、多数の海外企業がシンガポールをアジア拠点のハブとして利用している。シンガポール政府としても、ハブ機能を強化するために国内資本および外国資本の投入を続けている。その結果としてシンガポール港は、アジア地域にて最も貨物のサプライチェーンが優れている港に送られる「the Asian Freight and Supply Chain Awards」を、6月17日に上海で開催されたアジア貨物サプライチェーンアワード(AFSCA)にて受賞した。
この賞の選考基準は、コンテナ輸送に適した料金体制、適切なコンテナ輸送関連インフラの提供、コスト競争力、新たなインフラへの適時適切な投資、などの基準で総合的に判断されている。シンガポール港は強力なライバルである上海港と深セン港を抑えて受賞した。
アジア地域以外で受賞した港は以下である。
【北米】
チャールストン港(サウスカロライナ州)
サバンナ港 (ジョージア州)
【南米】
ル・アーヴル港(フランス)
【中東】
ジュベル・アリ港(ドバイ)
シンガポール港の年間の船舶入港トン数は23. 3億総トン(GT)に達し、取り扱う総貨物トン数は5. 575億トンに達している。そのうち20フィートコンテナのスループットは32.6億トンに達している。シンガポール港でのバンカーの販売数は総容量42.7万トンであり世界で最も高い。
シンガポール政府としても、サプライチェーン機能強化を進めているだけに、アジア地域におけるシンガポールの強さは暫く続きそうだ。
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