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世界の主要経済大国を含む多数の国が参加し気候変動問題を討議・対策を行う国連気候変動サミットが9月23日から開催された。アセアンの各国首脳部もこのサミットに参加しており、マレーシアのナジブ首相は23日に演説を行った。
先日の記事(マレーシアは気候変動に対しての対策を進める)でも報じているが、マレーシアは気候変動に対しての対策を積極的に進めており、9月10日に国内・国外の専門家を集めて気候変動対策のワークショップを行っており、この結果を今回のサミットに持ち込んでいる。
マレーシアは2009年12月にコペンハーゲンで開催された気候変動に関する第15回締約国会議(COP15)において、先進国からの支援を受けることを前提に2020年までにGDP当たりの二酸化炭素排出量を2005年比で40%の削減を行うことを約束しており、現時点においては33%の削減まで対策出来ており、当初の予定は達成出来る見込みである。
今回の首相の演説では、約束されていた先進国からの排出量削減に対する支援が行われていない事への不満を述べた。しかしながら、排出量削減は多額のコストを伴うが自国の成長に繋がるために、先進国からの支援を受けれなくても自発的に削減対策を行うことを明言した。
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