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大型台風22号(フィリピン名称:Ruby、国際名称:Hagupit)がフィリピン中部を直撃したが、現在は台風は中部を通過し西部に移動しており、熱帯性低気圧に変わっていることをフィリピンの気象サービスPAGASAは発表した。

フィリピン赤十字に今回の台風での死亡者を確認したところ、12月9日の時点で27人であった。同等の強さであった平成25年台風第30号(フィリピン名称:ヨランダ)で6,000人以上の死者が発生した事と比較すると、今回は被害が抑えられている。今回の台風に対しては、ヨランダ台風の教訓をいかして、事前に政府・地域住民が一体となって避難などの準備を周到に実施していたため、被害が抑えられたとみられている。

死傷者の発生は抑えられたが家屋などの被害は甚大であり、少なくとも1,000以上の家屋が破壊されているとみられている。今後は家屋の復旧のみならず、農業・漁業などの復旧も必要なため、早急な復旧が課題となる。

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