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ミャンマーでは5年以内に国内初の人工衛星を打ち上げることを計画していることを複数の現地メディアが報じた。

これらの報道によると、この計画は通信省などが主体となり立案しているが、詳細なタイムスケジュールはまだ策定中である。人工衛星を打ち上げることを決定した理由は、今後の経済発展には独自の人工衛星を所持することが必要不可欠と判断したためである。また、人工衛星を開発することにより、情報通信の基礎技術の底上げにも有効と判断したためである。
コストを抑え効率的に人工衛星を開発するために、民間企業などの力を借りる予定であり、この衛星に関する入札などは、公平かつオープンで透明性が確認出来る形で実施する。入札などに関する詳細は、来年の12月にヤンゴンで実施される予定のフォーラム(CommuniCast2015)で発表する予定である。

隣国のインドでは、2012年8月に承認された火星探査計画に基づき2014年9月に人工衛星(マンガルヤーン)を火星の周回軌道に到着させており、ミャンマー政府としては隣国に対抗する狙いもあると見られている。また、以前のニュース(インドネシアは宇宙開発を推進)でも報じているが、インドネシアにおいても宇宙開発を推進するため、アセアンにおいても宇宙開発の競争が激化しそうである。

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