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スターバックスは昨年の2月16日にブルネイで初めての出店を行い、現在ではブルネイ国内に2店舗(マボハイ(Mabohai)、ベリビ(Beribi))出店している。これらの店舗が好調だったこともあり、スターバックスはブルネイでの出店を今後は積極的に実施していくことを地元メディアが報じている。
ブルネイではアセアンの中で一番人口が少ない(約41万人)国であるが、国民の1人当たりの生活水準を示す指標の「1人当たりGDP」が39,658ドル(2013年)であり、これは日本の38,467ドルを上回っており、国民の購買力が高い国である。
スターバックスの今後の出店方針としては、おいしいコーヒーを提供する店というブランドの認知度を更に高めつつ、全てのお客様にスターバックスを体験して貰いたいため、出店していない地域を中心に出店を進める方針である。
ブルネイでスターバックスを展開しているのは、マレーシアのコングロマリット(複合企業)のベルジャヤ・フードグループである。この会社は国教がイスラム教の国のマレーシアにおいて、1998年からスターバックスを展開していることもあり、マレーシアでハラル認証の取得を実施している。そのため、イスラム圏への出店ノウハウは既にあるため、国教がイスラム教のブルネイで店舗展開することにも障害が少ないとみられている。
アセアンにおけるスターバックスの出店は、フィリピン、タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポールには積極的に実施しており、今後もアセアンへの出店は加速されそうである。
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