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シンガポールでは電子商取引の市場が成長しているため、現地の物流業者は物流インフラの整備を急ピッチで進めており、現地の物流大手のシンガポール・ポストは新しい物流拠点の設立を実施している。日本法人の東芝およびシンガポールの現地法人である東芝アジア・パシフィック社は、このシンガポール・ポストから2013年に受注した郵便物自動処理システム一式について、この度納入を完了したことを発表した。
この発表によると、シンガポール・ポストに東芝が今回納入したのは、国内の郵便物自動処理に必要な機器一式および各種機器を統合・運用するITシステムである。本システムは、1時間あたり42,000通の高速処理と高い文字認識(OCR)率が特長で、さらに低騒音・低消費電力・省スペースと環境にも配慮したシステムである。
シンガポール・ポストは、IT技術を活用して物流インフラを最適化する方針を5月初旬に発表している。アンドロイドのモバイル端末を活用したシステムも導入しており、同社のIT機能が優秀である証として、CIOアワード2015を授賞している。
東芝は、今後も機器などの「モノ」だけではなく「モノ+こと」の実現に向け、郵便事業者、物流事業者のニーズに合ったソリューション提供をグローバルに展開し、郵便・物流システム事業のさらなる事業拡大を目指す事を表明している。また、5月13日からシンガポールで開催される郵便・物流関連技術の展示会である「パーセルエキスポ2015(parcell expo 2015)」で、東芝の郵便処理システム事業が紹介される予定である。
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