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ベトナムとカンボジアの国境線近くで、先月にベトナム人とカンボジア人による乱闘事件が発生し、負傷者が発生していた。両国政府は相手の国を批判するとともに、自国に有利な国境線を主張しはじめる事となっていたが、両国政府は、問題をこれ以上複雑にしないため、国境線は話し合いで解決する方針であること発表した。
ベトナムとカンボジアでは陸続きとなっている関係で、一部地域(国境線の約20%)においては完全に両国が納得した国境線が決定されていない状況であった。そのため、正式な国境線を決定するための議論はたびたび行われていたが、両国の国民性などのため今までは大きく表面化することが無かった状況であった。しかしながら、乱闘事件が発生したため、この問題が大きく取り上げられる事となった。
この問題を解決するため、両国の政府関係者が国境線策定に関する協議を実施した結果、この問題は平和的に対話を行う事で解決することとし、また相手を刺激しないために、国境線近くに軍事関連施設の建設を行わない事などに同意した。また、双方とも納得がいかない場合には、国際司法裁判所(ICJ)などの第三者機関を介して話し合うことにも同意した。
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