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中国共産党の中央宣伝部が統率する中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)は7日、吉本興業ホールディングスとの間で、戦略的協力契約に調印したことを発表した。
中国共産党は、国内およびに海外における報道統制と、共産党の指導・管理を強化することなどを目的として、公共放送機構である中央広播電視総台を運営している。海外においては、自国に不利な報道が行われないことなどを目的として、親中派の芸能人を育成することなどを目的として、芸能事務所などとの協力関係を構築していた。
日本においては、吉本興業に注目し、共同で文化番組「巡って発見!ぶらり中国周遊紀」、「発見!中国14億人の食の世界」などを制作するなどの協力関係を深めていた。
今回は、中央広播電視総台と吉本興業との間において、戦略的協力協定を締結することに成功した。この協定では、番組内容の協力深化、メディア技術の研究開発強化、人材交流の拡大などで合意している。CMGの副台長は、CMGと吉本興業は近年では良好な協力関係を構築しており、メディアの力で文化交流を豊かにするとともに、双方の強みを生かして優れた番組を共同制作することに期待するとの旨を述べた。吉本の社長からは、学びを得る番組をやらせていただいており、CMGの現場スタッフの方の力も感じており、次のステップとしては、番組をより多くの人に見ていただくことはもちろん、番組から展開したイベントなど、派生的なものも含め、多角的にやっていければと思いますとの旨を述べている。
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