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アメリカ政府は、ASEAN加盟国の首脳を招待し「米・ASEAN首脳会議(US-ASEAN Summit)」をカリフォルニア州で2月15日から16日の日程で開催するが、この首脳会議においては南シナ海の領有権問題が議題に挙がる見込みである。
ホワイトハウスの発表によると、アメリカ政府が主導したアメリカ政府とアセアン加盟国の首脳が話し合う会議は今回が初めてとなる。この会議では、政治・安全保障・経済問題などについてアメリカ政府とアセアン加盟国の首脳が話し合い、両者のパートナーシップを強化することを目的としている。そのため、南シナ海の領有権問題やTPPなどが議題に挙がるとみられている。
今回の首脳会談に先駆けて、アメリカ政府のケリー国務長官が1月24日にラオス、25日にカンボジアに訪問しており、それぞれの国の首相および政府高官と事前の話し合いを行っていた。これらの話し合いの際には、南シナ海の領有権問題も議題に挙がっており、現在の中国寄りの姿勢を中立またはアメリカ寄りにするように要望していた。
中国政府も米・ASEAN首脳会議に注視しており、2月4日の中国外務省の定例記者会見においては「この会議は反中国を目的とした会議ではない。中国政府はアメリカ政府とASEAN政府の関係が友好的に深まることを願っている。」との旨のメッセージを発表している。
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