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インドネシア交通大臣は、中国政府と共同で進めている高速鉄道計画は、建設に失敗した場合でもインドネシア政府には金銭的な補償は伴わないので、政府としては失敗しても問題が無いとの認識であると、地元メディアの取材に答える形で明らかにした。
インドネシアの西ジャワ州バンドンと首都ジャカルタ結ぶ約150kmにも渡る高速鉄道計画は、日本政府と中国政府が受注を争った末に中国政府が受注した。そのため、中国とインドネシアの国営企業からなる合弁会社がインドネシアの高速鉄道の建設を進めていたが、各種問題が発生し、建設に必要な全ての認可がおりていないため、工事の遅延が発生していた。ジョコ大統領もこれらの問題およびに認可を早期に完了させることを指示しており、現場では急ピッチで作業を進めている状況であった。
インドネシア交通大臣は、地元メディアから高速鉄道建設プロジェクトの現状を問われた際に「この建設プロジェクトはインドネシアの債務保証を伴わないため、万が一破たんしてもインドネシア政府には被害がおよばないため、政府にとっては中止もしくは失敗しても問題が無いと考えている。もちろん、このプロジェクトが成功するための協力は実施していくが、それはインドネシア政府の財政支出およびに債務保証を伴うものではない。インドネシアには十分な財政があるわけではなく、この建設プロジェクトよりも重要な鉄道・湾岸などの基本インフラ整備プロジェクトがあるため、政府が直接に財政支出を行うのは、これらのプロジェクトになる。」との旨の見解を示した。
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