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世界銀行は、2016年のインドネシアにおける経済成長率の見込みを、5.1%に引き下げることを15日に発表した。
世界銀行の発表によると、インドネシア経済は確実に成長するが、世界的な経済不振の影響を受けることと、これ以上の経済成長を維持するには更なる新規雇用の発生が必要となるが、この雇用の発生には海外からの民間投資が必要となるが、この海外投資の見込みが不透明なために、当初予測していた経済成長率からの引き下げを実施した。国内における個人消費の伸びは、世界的な原油価格の下落を受けて順調に伸びていく見込みであるが、同時に国内の原油関連産業の成長低迷に繋がるとしている。また、政府の歳入目標が減少する見込みであることから歳出も抑えられる見込みであるため、結果として政府主体の公共工事などの抑制が行われる可能性が指摘されている。
世界銀行からインドネシア政府への提言として、インドネシア経済を持続的かつ包括的に成長させるためには、海外からの投資を継続して受け入れる必要があることからも、各種規制の撤廃などを行い抜本的な構造改革を行う必要があるとアドバイスを述べている。
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