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日本政府の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、産業用ロボット向けの部品の製造・販売を手掛ける中小企業である株式会社フジックスのベトナム展開を支援するため、株式会社三菱UFJ銀行との協調融資を実施することを発表した。
フジックスは、産業用ロボット向けのサーボモーターやインバータ等に使用されるワイヤーハーネスやアルミダイカスト製品等の製造・販売を手掛ける中小企業であり、2023年11月に製造・販売拠点としてベトナムにFEVを設立していた。世界的なFA(ファクトリー・オートメーション、工場自動化)の需要の高まりに伴い、産業用ロボット等に必要な電気部品への需要が拡大する中、フジックスは、FEVの設立を通じて新たな生産拠点を確保することで、更なる事業拡大を目指していた。
そのため、JBICは、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献し、ベトナムでの日本企業によるサプライチェーン強靱化に資するものと判断したため、フジックスの海外事業展開を支援することを決定した。
JBIC分の融資は5,700千米ドルとなり、三菱UFJ銀行との協調融資の総額は8,300千米ドルとなる。融資される資金は、フジックスのベトナム法人が実施する電気部品の製造・販売拠点の設立に必要な資金として融資される。
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