このページの所要時間: 約 1分25秒
ASEAN地域への訪問を実施している岸田外務大臣は、タイのプラユット暫定首相へ表敬訪問を5月2日に実施した事を外務省は発表した。
プラユット首相からは、日本とタイの友好関係は極めて良好であり、王室レベルから国民レベルまでの全ての層において交流が進んでいることが説明された。熊本地震の被災者にお見舞いを述べるとともに、タイ政府は支援する準備が整っている事が説明された。日本政府からの支援や投資を受けている事に感謝の意を伝えるとともに、今後も日本からの支援とアドバイスを歓迎する旨が述べられた。また、日本政府がタイのマンゴーの輸入を解禁した事への感謝の言葉も述べられた。
岸田外務大臣からは、タイに訪問するのは初めての事となるが、プラユット首相へ訪問する事が出来て嬉しいとの旨を述べた。また、日本政府はタイ政府との関係を強化し、鉄道整備計画や他のインフラ整備に協力していく方針である事が伝えられた。
タイでは2014年に軍事クーデターが発生した後に、欧米諸国からは激しい批判が行われていた。特にG7(アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、カナダ、ドイツ、日本)においては、タイ政府から一定の距離を置いていたため、G7の外相がタイに訪れるのは今回が初めての事となる。プラユット首相は、今回の日本の外相との会談を、G7などの欧米諸国との関係改善のきっかとすべく最大限の歓迎をもって迎えていた。そのため会談中には「タイに進出する日本企業に心配は無用。タイ政府は日本企業に最善の対応を行っている。」「日本はタイにとっての親友。日本の政治や民主主義から学びたいと考えている。」など旨のリップサービスも盛んに行われていた。
View Comments
Previous 1 2 3 4 5 6 Next