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佐川急便グループの持ち株会社であるSGホールディングスは、フィリピンの大手物流企業である「LBCエクスプレス(LBC EXPRESS)」と、フィリピン国内における配送事業に関する業務提携契約を締結した事を発表した。

佐川急便の今までのフィリピン展開では、BtoB配送や関連する通関業務を実施していたが、小口配送や個人向け配送は実施していなかった。フィリピンはアセアン経済共同体(AEC)における主要国であり、英語が公用語としていることからも、今後も堅実な成長が見込まれている。また、個人消費が堅調に伸びており、ネット販売などにより海外ショップで購入を行う人も増加していた。

そのため佐川急便では、フィリピンにおける展開を加速させるために、フィリピンに1100拠点以上を構え、フィリピン全土の配送網を持つ現地大手物流企業とフィリピン国内のデリバリーおよびロジスティクス事業領域において業務提携を行う事を決定した。

今回の提携により、LBCエクスプレスの配送網を利用し、日本からフィリピンへの小口配送が可能となる。今後は、日本企業からの依頼により、フィリピンの消費者へ直接貨物を配送する事が可能となった。

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