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日本の総合商社である双日株式会社は、三菱自動車工業株式会社と共同で展開している「ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(Mitsubishi Motors Philippines Corporation)」が、フィリピン政府の自動車産業育成政策の承認を取得した事を発表した。
フィリピン政府は、アセアン経済共同体(AEC)の設立をきっかけとして、フィリピン国内の自動車産業を育成し、関連産業の育成も図る事を狙いとした大統領令「CARS Program(Comprehensive Automotive Resurgence Strategy Program)」を発令している。この政策に自動車メーカーが参加した場合には、様々な優遇措置がとられるが、今までのフィリピン国内の製造工場への投資額や生産・販売計画、燃費基準などの様々な基準を満たす必要があった。
ミツビシ・モーターズでは、今年の2月に政策への申請を実施していたが、フィリピン自動車産業の発展に50年以上にわたり寄与してきた今までの実績が評価され、フィリピン貿易産業省投資委員会からの承認を取得した。これにより、フィリピン国内に約104億円(約43億ペソ)を投資し、プレス工場の新設と既存の車両生産工場での新たな生産ラインを増設する。これらのラインで、2017年初めより「ミラージュ」と「ミラージュG4(アトラージュ)」の生産を開始する計画である。
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