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日本の経済産業省の外局である特許庁は、外国特許情報サービス「FOPISER(フォピサー)」の収録内容にタイの実用新案・商標を7月7日午前9時より追加した事を発表した。

特許庁では、外国特許情報の照会サービス「FOPISER(フォピサー)」を2015年8月から開始していた。当初はロシア・台湾・オーストラリアの特許・実用新案文献などの一部の国の情報のみを照会する事が可能であったが、その後は対象となる国と情報の種類を増加させていた。今年の5月にはタイ特許とベトナム商標を追加しており、今回はタイの実用新案と商標の情報が追加される事となった。

この情報は、タイ知的財産局(DIP)から直接入手したデータを利用しており、タイ実用新案が10,894件、タイ商標が280,869件収録されている。タイの実用新案情報は、既に提供しているタイ特許の情報と同様に、文献番号、分類情報、英語キーワードによる簡易検索が可能となっている。タイ商標の情報は、出願番号等を指定した簡易検索が可能となっている。これらの文献は、機械翻訳により日本語で照会する事が可能である。

日本の特許庁ではタイ政府との関係を強化しており、6月29日はタイ知的財産局のスパット副局長が特許庁へ訪問していた。この際にスパット副局長と小宮長官などは、今後の二国間協力方法・人材育成・両国間の審査官研修協力などに関する意見交換を実施していた。

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