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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は、麻薬密売人や麻薬常習者などを積極的に取り締まり殺害している現状を批判する声に対して、社会に多大な悪影響を与える麻薬密売人や常習者は人間とは言えない人達であり殺すしか対策がない、との見解を26日に実施した演説で述べた。
ドゥテルテ大統領は自身の就任後から、麻薬撲滅を訴え麻薬密売人や麻薬常習者などを積極的に取り締まり、殺害する施策を推し進めていた。この現状に対して、国連の潘基文国連事務総長や国連特別報告者は、ドゥテルテ大統領の施策は国際法においては暴力や殺人などを誘因する行為であり決して認められない施策であると強く批判していた。
これらの抗議の声に対してドゥテルテ大統領は軍駐屯地で実施した26日の演説の際に「国連や海外の団体などは、このフィリピンの麻薬撲滅活動に反対と抗議の声を上げているが、彼らは何も分かっていない状況である。麻薬密売人や麻薬常習者の人権を守れというが、彼らはそもそも人間と呼べるものであるのか?抗議の声を上げている人達の、人間というものの定義を知りたいものである。そもそも、更生が望めない彼らであるため、彼らを殺さなければ麻薬撲滅が出来ない状況である。そのため他の手段はないのである。」と、自身が推し進める活動の正当性を強調していた。
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