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ベトナムに公式訪問中のフランスのフランソワ・オランド大統領とベトナム政府高官は会談を行い、フランス政府は南シナ海問題は仲裁裁判所の判決に従うべきでありベトナム政府の方針を支持する事を表明した、とベトナム政府が発表した。
フランスのフランソワ・オランド大統領は9月5日から7日の日程でベトナムに公式訪問を行っており、ベトナムの最高責任者であるグエン・フー・チョン書記長、No2であるチャン・ダイ・クアン国家主席、NO3であるグエン・スアン・フック首相らとの会談およびに表敬訪問が行われた。
これらの会談では、両国政府は現在の友好関係を歓迎し、今後も長期的な視野に立ち現在の戦略的パートナシップを強化していく事に同意した。政治・経済・科学技術・文化・教育・防衛・気候変動対策などの分野の交流を促進する事を決定し、協力協定の調印を実施した。フランス政府からは、ベトナムへのODA(政府開発援助)を更に強化していく方針である事が表明された。
南シナ海問題も主要な議題のひとつとして取り上げられた。両国は、この問題は平和的かつ話し合いで解決されるべきであるという認識で合意した。フィリピン政府が南シナ海問題をオランダのハーグ仲裁裁判所に提訴し、仲裁裁判所が中国政府の南シナ海における主権を否定した事も議題にあがった。フランス政府からは、この仲裁裁判所の判決を支持し、ベトナム政府の「南シナ海問題は仲裁裁判所の判決に従うべき」との方針を尊重し支持する旨が表明された。
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