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中国外務省は、中国政府とロシア政府が南シナ海において9月12日から共同で軍事演習を行う予定である事を8日の定例記者会見の際に明らかにした。
中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は9月4日に首脳会談を行い、両国間の経済交流を深めるとともに軍事連携を強化する事で合意していた。この軍事連携強化の一環として、南シナ海において共同軍事演習する事が中国政府から提案され、ロシア政府も合意した。この際に中国政府は、中国政府の南シナ海における領有権を否定したオランダのハーグ仲裁裁判所の判決に従わない中国の立場を支持するように要請しており、ロシア政府はこの申し出を了承していた。
そのためプーチン大統領は9月5日に実施された記者会見の際に、中国の記者団に対して「南シナ海問題においてはロシア政府は中国政府の立場を支持している。ロシア政府は中国政府の味方である。」との見解を表明し両国間の関係が盤石な事をアピールしていた。ロシア政府は以前から南シナ海問題に関しては中国寄りの立場を見せていたが、プーチン大統領の口から直接中国支持の言葉が語られることはなかったため、今回の発言により中国寄りの立場を一層強めている事がうかがえる。
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