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化粧品・日用品・洗濯用洗剤などの製造・販売を行う花王株式会社は、インドネシアで脂肪酸製造会社を現地企業と合弁で設立する事を発表した。
花王のアジア展開は、既にフィリピンとマレーシアにおいて油脂製品の生産拠点を設立していた。これらの生産能力を今以上に増強させるため、油脂原料が豊富なインドネシアにおいても同様に油脂製品の生産拠点を設立させる事を決定した。インドネシアにおける事業展開は、インドネシア現地においてプランテーションを保有し主にアジア地域において油脂の製造を手掛ける「Apicalグループ」と提携する。
花王とApicalグループは共同で、スマトラ島に合弁会社「PT Apical Kao Chemicals」を2017年1月に設立する予定である。資本金は、当初は25百万米ドルとするが、順次増資していく方針である。出資比率は花王が35%であり、Apicalグループが65%となる。脂肪酸製造設備能力は年間で約10万トンとなり、2019年からの操業開始を予定している。
花王グループは、今後もサプライチェーン強化を図り高品質な油脂製品および特徴のある油脂誘導体を、より広範囲の顧客に提供していく方針である事を表明している。
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