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中国外務省は、フィリピン政府と争っている南シナ海問題は、二か国間協議を開始した事により、この枠組みの中で解決していく方針である、との見解を発表した。

中国政府とフィリピン政府は、2013年6月に中断していた二か国間外交協議を再開しており、両政府高官による協議が進められている状況である。この再開に先立ち、中国外務副大臣がフィリピンに訪問を行い、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領との会談も実施していた。

外務省の報道官は19日に実施された記者会見の際に「中国政府とフィリピン政府は、二か国間外交協議を正式に再開します。両政府は、両国間においては南シナ海問題はごく一部の問題であり、平和的に解決していくべきであるという認識で一致しています。この協議を通じて、両国は海上における協力を進めていきます。また、この問題は二か国間のみの交渉で解決する事に両国は合意しており、解決に向けて協力していきます。中国政府は、両国の指導者が合意した内容を実現するために、ハイレベル交流を維持し協力関係を構築していきます。また、中国政府は今年のASEAN議長国を務めるフィリピン政府への全面的なサポートを実施していき、ASEANと中国における友好関係も強化される事を期待しています。」との旨を述べた。

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