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日本政府は、ベトナムの妊産婦ケアの質を改善する支援を実施していたが、この支援を来年度も実施する事を発表した。

ベトナムの都市部では経済成長するに伴い妊産婦ケアの質が改善されている事に対して、経済成長の恩恵を受けられていない農村部では妊産婦ケアの質が改善されず、都市部と農村部における差が開く一方であった。都市部においても、患者が集中する事により医療従事者が多忙を極める等の問題が発生していた。そのため日本政府は、ベトナム全土における妊産婦ケアの質を改善するための支援を2015年から実施していたが、来年度もこの支援を継続する事を決定した。

この支援プロジェクトは、平成28年度日本NGO連携無償資金協力「女性健康センター設立と助産師能力向上プロジェクト(第3年次)」として、344,487 ドルが贈与される形で実施される。来年度の支援では、今まで実施してきた女性健康センター(Women’s Health Center: WHC)におけるリプロダクティブヘルス向上の支援を継続しつつ、これまでの成果をまとめたガイドなどを作成し、ベトナム全土への普及を図る活動も実施していく。

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