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フィリピン軍は、新たに採用する軍人のうち5%をイスラム教徒(ムスリム)とし、イスラム教徒達で編成された部隊を設立する方針である事を17日に発表した。
フィリピン軍の発表によると、今までの新規採用する際の枠組みとして、先住民枠として5%、女性枠として10%等の枠が設けられていたが、今回は新たにイスラム教徒の枠を設ける事となった。この10%の枠は、国内の人口割合を考慮すると妥当なものとなるとしている。この10%の枠組みで入隊した者達のみで編成した部隊を設立する予定であり、この部隊はイスラム教が信仰されている地域に展開される予定である。
フィリピンではキリスト教徒が多数を占めている。このキリスト教を信仰する人達による部隊がイスラム教を信仰している人達の地域に派遣された場合には、イスラム教徒からは侵略者等の負のイメージで受け止められ、想定しないトラブルが発生する事もあった。そのため、これらのトラブルを防ぐことを目的として、今回のイスラム教徒のみによる部隊編成を試みる事が決定した。
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