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独立行政法人のJICA(国際協力機構)は、カンボジアのシハヌークビル港湾公社の一部株式を取得した事を発表した。
日本政府は、カンボジアで唯一の大水深港であるシハヌークビル港に対して、長年にわたり無償資金協力・有償資金協力・技術協力などにより、インフラ整備・運営能力強化などの支援を実施してきた。このシハヌークビル港の運営は、「シハヌークビル港湾公社(Port Authority of Sihanoukville)」が実施しており、経済成長に伴い急増する貨物需要に対応するための各種整備が喫緊の課題となっていた。特に2011年から2015年における年間平均コンテナ取扱増加率は約13%となっていた。
このシハヌークビル港湾公社が、カンボジア証券取引所に上場した事に伴い、JICAは新規公開株式のうち戦略投資家への割当分を取得した。また、JICAのみならずに日本の上組等の民間企業も株式を取得している。シハヌークビル港湾公社が今回の上場に伴い調達した資金は、各種整備のために使用される予定である。
JICAは、今後もシハヌークビル港湾公社への支援を強化していきカンボジアの貿易促進に貢献していく方針である事を表明している。
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