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日本の農林水産省は、タイ王国農業・協同組合省との間において、海洋生物資源の保存と持続的利用を促進する事等を目的として「違法、無報告及び無規制(IUU)漁業問題への取組に関する日本国農林水産省とタイ王国農業・協同組合省による共同声明」に署名した事を発表した。

日本政府では、海洋生物資源の保存と持続的な利用を行う事を目指して様々な取り組みを進めているが、これらの取り組みにとってIUU漁業(違法・無規制・無報告)は深刻な被害を与えている。 タイ政府でも水産業は国にとっての重要な産業でもあるため、海洋生物資源の保存と持続的利用への取り組みを進めていた。

そのため日本政府とタイ政府では、共同でIUU漁業への取り締まり活動を実施する事を決定し、山本農林水産大臣とチャッチャイ・サリガンヤ・タイ農業・協同組合大臣による共同声明への署名が実施された。

【両国の協力内容(一部抜粋)】
・海洋生物資源の保存及び持続的利用を推進
・IUU 漁業と戦うために地域機関及び国際機関において立案される効果的な手段の採択を支持
・IUU 漁業に対する世界的な戦いにおける国際協力の重要性を強調
・IUU 漁業に対する世界的な戦いにおける技術的又は実務的なレベルにおける日タイ 間協力を強化・増強
・有罪となっているか、疑いにとどまっているかにかかわらず、IUU 活動に関する情報を交換する仕組みを検討
・国内や、地域内、更には世界的なレベルでの寄港国措置の実施を促進
・IUU 漁業に対する効果的な措置を検討するに当たり、将来有望な分野として、世界規模の漁獲能力の管理を目指し協力
・世界的な水産物のトレーサビリティの強化を目的として、電子的手法を含む多国間の漁獲証明制度の改善と拡大に向け協力
・この共同声明に記載する努力を更に強化するため、他の主要市場国と協力

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