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日本の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、プラスチック製品および金型の製造販売を手掛ける大宝工業株式会社のフィリピン展開を支援するため、三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行との協調融資を実施する事を発表した。

大宝工業では、家電・OA機器・映像・音響機器・自動車等に使用されるプラスチック部品等大手メーカー向けを中心に多岐にわたるプラスチック製品の製造・販売を行っている中小企業である。1998年にはフィリピンに現地企業「DAIHO (PHILS.), INC.」を設立していた。この現地法人では、アジア地域でOA機器の需要が高まっているために、フィリピンにおける生産体制の強化を企図していた。JBICでは、このフィリピンにおける生産体制強化の計画を評価した事により、融資を実施する事を決定した。

今回の融資は、「海外展開支援融資ファシリティ」の一環として実施される。JBICでは、総額9百万米ドルを限度とする貸付契約を締結しており、この資金は現地法人がフィリピンで実施する生産設備の増設に充てられる。

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