日本の農林水産省は、海外における「日本料理の調理技能の認定に関するガイドライン」と「日本産食材サポーター店の認定に関するガイドライン」を運用等を行う「運用・管理団体」の平成29年度募集を開始した事を発表した。
農林水産省では、日本食・食文化の海外発信を強化する事などを目的として、海外における「日本料理の調理技能の認定に関するガイドライン」及び「日本産食材サポーター店の認定に関するガイドライン」を2016年4月1日から公表していた。このガイドラインを適切かつ効果的に運用・管理・普及などを行う「運用・管理団体」の平成29年度募集が行われる事となった。
「日本料理の調理技能の認定に関するガイドライン」では、調理技能の認定の種類が「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3種類に分けられている。
「ゴールド」は、日本人が料理長等を務める国内の日本食レストランにおける実務経験が概ね2年程度ある者とされている。日本の食文化に関する知識は、日本の食文化・日本食の知恵・食事の様式・日本酒の知識・お茶の知識がある者とされている。衛生管理の知識は、食中毒の種類と予防・服装・食材の取扱い・調理器具の洗浄と殺菌処理・加熱処理が必要な食材・食品の知識がある者とされている。技能は、日本調理器具の使い方・食材の選び方・食材の切る・むく・調理の手順・時間・火加減・加熱の仕組み・出汁の取り方・調味の割合・盛りつけ・保存方法・献立作成などが出来る者とされている。おもてなしとして、言葉・挨拶・心遣い・作法・料理の置き方の知識と技能がある者とされている。
「シルバー」は、日本人が料理長等を務める国内の日本食レストランにおける実務経験が概ね1年程度ある者とされている。
「ブロンズ」は、国内外の日本料理学校や民間団体等が主催する短期料理講習会等において、ガイドラインに定める日本料理の知識及び技能に関する講習を受講した者であって、認定団体が実施する試験に合格したものとなる。
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