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中国外務省は、シンガポール国防相が年内までに南シナ海の行動規範(COC)の合意を得るのは難しいと述べた報道が行われた事に対して、この発言を否定するとともに中国側は南シナ海の行動規範の策定を進めていくとの見解を示した。
中国外務省で7日に実施された定例記者会見の際に、記者から「報道によりますと、シンガポールの国防相は、中国とアセアンとの間における、南シナ海の行動規範の合意を年内に行うのは出来ないだろうと述べています。中国側も、この行動規範の合意をこの期間内に行うのは出来ないだろうという事に合意しますか?」との旨の質問が行われた。
この質問に対して外務省の報道官は、「私が昨日に聞いたシンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相の発言とは違うようです。バラクリシュナン外相は、中国とASEAN間における南シナ海の行動規範の策定を進めていく事をコミットしています。昨年の11月には、中国とアセアン諸国の首脳は、行動規範作成に関する協議を開始する上で総意していました。更なる合意が得られれば、中国とASEANはベトナムのニャチャンで3月1日から2日にかけて、共同作業部会を開催します。この会合では、中国とASEANはCOCに関する意見交換を実施する予定です。」との旨の見解を示した。
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