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住友商事株式会社と株式会社クラレは、共同でタイにおけるブタジエン誘導品の製造販売事業を行うために合弁契約を締結した事を発表した。
住友商事とクラレは、タイ国営石油傘下であるPTTグローバル・ケミカル(PTTGC)を加えた3社で、タイにおけるブタジエン誘導品の製造販売事業に関する詳細検討を実施する事に2016年9月に合意していた。3社では、その後にタイのラヨン県マプタプット、石油化学コンプレックス内のヘマラ イースタン工業団地を候補地とした詳細検討を進めていたが、このたび合弁契約が締結される事となった。
この合弁契約締結を受けて、関係当局への申請手続きが開始され、最終投資判断や合弁会社の詳細内容について検討を進めていく事となる。新たに設立する合弁会社の社名などは未定であるが、出資比率はクラレが53.3%、PTTグローバル・ケミカルが33.4%、住友商事が13.3パーセントとなる予定である。この事業において、主な原料となるブタジエンは、同工業団地内のPTTGCから供給を受ける予定である。
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