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住友商事株式会社は、マレーシアの海洋サービス事業者であるインソン・ホールディングスと、浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備「FPSO」および浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備「FSO」の保有・傭船事業に関して長期にわたり共同で案件を推進していくことを目的として覚書を締結した事を発表した。

今後堅調な増加が予想される大水深での石油・ガス生産の主要インフラとして、洋上で原油・ガスを生産し生産した原油をタンクに貯蔵し直接タンカーへの積み出しを行う設備「FPSO」と、洋上で原油を貯蔵し輸送タンカーへ積出を行う設備でFPSOとは違い原油・ガスの生産設備を持たない「FSO」は、需要拡大が見込まれている。そのため住友商事は、インソン社が運営するFPSO保有会社へ26パーセント出資する旨基本合意しており、インソン社との間で株式譲渡契約を締結していた。

住友商事は、住友商事が有する上流権益への投資や中下流のトレーディングビジネスで得た知見やネットワークの共有・ファイナンス組成等と、インソン社が有する豊富な事業運営ノウハウを活用し、共同で洋上でのエネルギーインフラ事業の発掘・運営に取り組んでいく方針である。

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