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海上保安庁は、インドネシア・ミャンマー・フィリピン・パプアニューギニアで水路測量に従事する技術者を対象とした海図作成能力向上のための研修を開催する事を発表した。
この研修は、独立行政法人国際協力機構(JICA)と協力したうえで、6月24日から12月8日にかけて実施されるものである。この研修は、国際的な資格が取得できる唯一のJICA研修であり、本研修を修了した研修員には路測量国際B級資格が付与される。修了生の多くは世界各国の水路当局の幹部として活躍している。
今回の研修には、インドネシアから3人、ミャンマーから1人、パプアニューギニアから1人、フィリピンから1人が参加する。予定している主なカリキュラムは「海図作成に必要な理論及び実務に関する講義(測地学、潮汐、水深測量等)」「海図作成に必要なデータ収集のための港湾測量実習(大分県別府港)」「海上保安庁測量船による洋上実習(駿河湾)」となる。
この研修は、昭和 46 年から毎年実施しており、今年で48回目の開催となる。海上保安庁は、この研修を通じて開発途上国の海図作成能力を向上させ、世界の航海安全に貢献していく方針である事を表明している。
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