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日本の防衛省の統合幕僚監部は、シンガポール船籍のタンカーから医療要請を受けたために、患者のフィリピン人男性に応急処置した後にフランス軍病院に後送した事を発表した。
直接護衛中である派遣海賊対処行動水上部隊「あけぼの」は、インド洋の北西部でアラビア半島とアフリカ大陸のソマリア半島に挟まれているアデン湾において、シンガポール船籍のタンカー「BOW SUN」から患者に対する医療支援依頼を受けた。患者は、フィリピン人男性であり、転落による後頭部が負傷・出血していたため、「あけぼの」で応急処置を行った後に、搭載ヘリコプターでジブチ国際空港経由フランス軍病院へ後送した。
日本の防衛省では、日本の暮らしを支える重要な海上交通路であるソマリア沖・アデン湾の海域で武装した海賊による事案が多発したことを受けて、海賊対処法に基づいて派遣海賊対処行動水上部隊を派遣して、この海域を通行する船舶の護衛を実施している。平成25年からは、海賊対処を行う諸外国の部隊と協調して、従来の直接護衛に加えてゾーンディフェンスも実施している。
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