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順天堂大学は、独立行政法人の国際協力機構(JICA)と、タイにおける公衆衛生分野での支援のため、学生・卒業生・教職員のボランティア派遣事業推進に伴う覚書を締結した事を発表した。
タイでは、近年の経済成長に伴う生活習慣の急激な変化が発生しており、 非感染性疾患が急速に増加しつつある。しかしながら、タイでは地域ベースにおける非感染性疾患対策は未だ十分ではなく、急速に高齢化が進んでいるために高齢者ケアの重要性は高まっていた。そのため、今回のボランティア派遣事業推進が実施される事となった。
今回の順天堂大学とJICAとのボランティア派遣事業は「順天堂大学・タイ王国(公衆衛生分野)連携プログラム」として進められる。このプログラムは、タイの国立チェンマイ・ラチャパット大学の情報科学学部公衆衛生学科等を対象として実施される。覚書の有効期間は2024年6月30日までとなり、ボランティア区分は青年海外協力隊・シニア海外ボランティアとなる。
JICA東京の所長は「今回の連携により、タイで豊富な経験を持つ順天堂大学にボランティア活動を通じて参画いただけることで、協力が一層充実したものとなると期待しています。」との旨のメッセージを発表している。
順天堂大学の学長は「JICAボランティアへの継続的な学生派遣が可能になることで、 グローバルヘルス分野への進路を希望する学生や大学院生が貴重な経験を積める良い機会を得られたことを大変嬉しく思い、タイの保健・医療分野の発展につながるような活動ができることを期待しています。」との旨のメッセージを発表している。
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