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日本の外務省は、ミャンマーのヤンゴン南部における水供給計画を支援するため、約42億円を限度とした無償資金協力を実施する事を発表した。

ミャンマーのヤンゴン市ダラ地区では、水道管が敷設されているが、掘り抜き井戸から未処理の水が供給されており、塩分濃度が高く大腸菌群も検出されており、水道水の質的な改善が必要な状況となっていた。また、この地区では急速に人口が増加しているが、現在の供給量ではこの地区中心部の住民への供給率が30%に留まっていた。また、隣接するトゥンティ地区・コームー地区・クンジャンゴン地区では、ごく限られた地域しか水道管が敷設されておらずに住民はため池や井戸の水を未処理で飲用していた。そのため日本政府は、この問題を解決するための支援を実施する事を決定した。

今回の支援は、総額41億7,600万円を限度とした無償資金協力「ヤンゴン南部水供給計画」として実施される。このプロジェクトを通じて、ヤンゴン市ダラ地区で取水・上水設備の整備と同設備の管理等を含む事業を実施する事により、ヤンゴン南部の住民に対してより多くの衛生的な水の供給が出来る事となる。

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