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フィリピン国防総省(DND)は、フィリピン国民に向けて、西フィリピン海(WPS)における中国の違法行為に関して、中国のプロパガンダの一部である論点ずらしに引っ掛からないように注意喚起をした。

フィリピン国防長官らは、西フィリピン海(WPS)において、中国といわゆる紳士協定が結ばれたかどうかという問題において説明責任が重要であることは認識しているが、そもそも、WPSにおけるフィリピンに対する脅威は、中国政府の違法行為であるという事実を、我々フィリピン人は見失ってはならないと述べた。また、フィリピン国民に対して、『約束の有無に議論を集中させ、それによって中国政府が我々のEEZ(排他的経済水域)内で違法行為を実施しているということから注意をそらすという、中国のプロパガンダが仕掛けた罠に陥らないようにしましょう』との旨の、議論の焦点のすり替えの罠に陥らないよう注意を促した。

なお、ハリー・ロケ前大統領報道官によると、ロドリゴ・R・ドゥテルテ前大統領は中国との間で、WPSにフィリピンの施設を建設・修理しないことで合意したという。

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