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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、カンボジア初となる4年制教員養成大学がJICA等の支援により開校した事にともない、プノンペンで開校式が開催された事を発表した。
近年のカンボジアは経済成長を続けているが、この成長を維持していくためには国際競争力のある産業の創出・育成とそれを支える人材の育成が重要になっていた。人材育成の基盤となる学校教育では、特に教員の能力向上が喫緊の課題となっており、カンボジア政府では4年制の教員養成大学の設立を政策目標として取り組んでいた。そのためJICAは、この取り組みを支援するために、2017年に技術協力プロジェクト「教員養成大学設立のための基盤構築プロジェクト」を開始していた。
この支援プロジェクトでは、広島大学や奈良教育大学の協力を得て、日本の経験を踏まえて教員養成大学の運営計画策定や体制・指導教官の強化、4年制の教員養成課程に向けた理数科分野のカリキュラムやシラバス、教材の作成などを支援した。これらの支援により、2018年11月から12月にかけて、カンボジアで初となる4年制の教員養成大学が プノンペンとバッタンバン州に各1校開校したこと事にともない、プノンペンで開校式が開催された。開校式には、カンボジア教育大臣等の約750人が参加した。
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