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日本の独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、インドネシアのコメを対象とした農業保険制度の強化・改善に関する協力を行う事を発表した。
インドネシアは世界第3位のコメ生産国であり、小規模農家による生産がその多くを占めている。インドネシア政府では、様々な自然災害等による損失から農家を保護してコメの自給自足を達成するために農業保険事業を実施している。JICAは、この農業保険制度をさらに持続可能なものとさせ、現行農業保険制度における課題および作物生産リスクを軽減するためインデックス型保険の導入や他作物への農業保険拡大を視野に入れた支援を行う「農業保険実施能力向上プロジェクト」を2017年10月から実施している。このプロジェクトは、全国農業共済協会と本邦損害保険会社等の支援を得ながら実施しており、2022年9月まで実施される予定である。
JICAは、この実施している「農業保険実施能力向上プロジェクト」の一環として、今回はインドネシアのコメを対象とした農業保険制度の強化・改善に関する協力覚書を締結した。この覚書は、アジア各国での農業保険分野における実績と専門的な知見を有する保険会社「Swiss Re」社と協力して、現行の農業保険制度に対する政策提言を行うことを目的としている。
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