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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、インドにおける都市交通問題の改善と酪農農家を支援するため、『チェンナイ地下鉄建設事業(フェーズ2)(第一期)』と『酪農開発事業』の合計2件の総額約900億円の円借款を実施する事を発表した。
『チェンナイ地下鉄建設事業(フェーズ2)(第一期)』は、借款金額が755億1,900万円として実施される。この事業では、インド南部タミル・ナド州チェンナイ都市圏と周辺地域で大量高速輸送システムを建設し、増加する輸送需要への対応を図るとともに、交通渋滞の緩和と交通公害の減少を通じた地域経済の発展及び都市環境の改善を行うものである。この事業で納入される各種機器は日本の技術が活用される予定である。この事業の完成予定時期は、2027年6月となる。
『酪農開発事業』は、借款金額が149億7,800万円として実施される。この事業は、農家の近代的流通網へのアクセス改善や乳業機材と流通インフラの整備や酪農協同組合の能力強化を行うことにより、乳及び乳製品の販売量の向上を図って酪農農家所得の向上を目指すものである。事業の完成予定時期は2023年11月となる。
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