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出光興産株式会社と郵船商事株式会社と日本郵船株式会社の3社は、石炭ボイラ制御最適化システム「ULTY-V plus」の販売会社を共同設立して、日本国内と中国・台湾・ベトナムなどへの販売を強化していくことを発表した。
発電所や工場で使用されている石炭ボイラは、様々な要因により運転状態が変化するため、投入する燃料の一時的な過不足により制御が不安定となることから、燃焼制御の最適化を図り安定したプラント運転を実現することが必要となっていた。そのため出光興産と郵船商事と日本郵船の3社は、石炭ボイラ制御最適化システム「ULTY-V」(アルティ ヴイ)にAIとIoT機能を搭載した「ULTY-V plus」を共同開発していた。このシステムは、発電所や工場で使用されている石炭ボイラの最適な運転を実現するため、AI(人工知能)を活用して、一連の動作を「自己計測」「自己分析」「自己判断」の完全自己完結型で行う燃料制御機能システムである。
このシステムを販売するため、3社は「郵船出光グリーンソリューションズ株式会社」を資本金を3千万円で設立した。出光興産と郵船商事と日本郵船の3社は、今後は燃焼効率の改善や燃料使用量削減による経済性の向上だけでなく、二酸化炭素(CO2)排出削減による地球温暖化防止を通じて持続可能な社会の実現に貢献していく方針である。
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